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こども病気

インフルエンザ

出席停止期間は『発症後5日間を経過し、かつ、解熱後2日(幼児は3日)経過するまで』とされています。

症状
症状は高熱(39~40℃)、関節・筋肉痛、全身倦怠感、咳、鼻汁、咽頭痛が出現します。
治療
インフルエンザを発症した場合、治療はウィルスの増殖を抑える抗インフルエンザ薬を服用することが効果的です。ただし、発症してから2日以内に服用する必要があります。

溶連菌感染症

溶連菌迅速診断キット(綿棒でのどの菌を採取し検査します)で診断します。出席停止期間は『発熱中は出席停止。解熱し、全身状態が良ければ登校可能』とされています。

症状
発熱(突然38℃以上の高熱をだすことが多いです。)、咽頭痛、いちご舌(舌がいちごのように赤くぶつぶつした状態になることがあります。)、リンパ節の腫れ、発疹が出現します。
治療
治療は抗生物質による治療が大切です。症状が良くなったからといってご自身の判断で抗生物質の服用を中断してしまうと再発することがあり、心臓に障害を起こすリウマチ熱や急性糸球体腎炎などの続発症を起こす危険があります。
抗生剤は最後まで飲み切りましょう。

アデノウィルス感染症

当院では迅速診断キットを採用しております。綿棒でのどをこすって取った検体をとり、10分程度で結果がでます。
出席停止期間は『主要症状消退後2日経過するまで』とされています。

症状
高熱、喉の炎症、結膜の炎症(目の充血、目やになど)が特徴的です。
治療
アデノウィルスに対する特効薬はありません。症状に対して対症治療を行い、自宅で安静にしていただきます。適時、鎮痛解熱剤、抗生物質、点眼薬を使用します。

手足口病/ヘルパンギーナ

出席停止期間は特に決められていません。通常の風邪と同じです。

症状
軽い発熱(2~3日)、小さな水疱が口の中か手足にできます。

おたふくかぜ

診断は血液検査でおたふくかぜの抗体価を測定します。
ただし、結果がでるまで1週間かかることより、初診の際におたふくかぜの確定診断は難しいです。結果が出るには1~2週間の時間を要することが多いです。診断がつく頃にはもう病気の方は決着がついているということになりかねないので、臨床の現場では検査しないで済ますことが多いです。

出席停止期間は『耳下腺の腫脹が始まった後5日を経過し、かつ全身状態が良好となるまで』とされています。

症状
発熱、耳前下部の腫れと痛みを認めます。思春期以降の感染では睾丸炎、卵巣炎の合併症、無菌性髄膜炎や難聴を合併することがあり注意が必要です。
治療
特別な治療法はなく、対症療法によって症状を和らげ、合併症に注意を払いながら経過観察します。
耳下腺の痛みが強い場合には、鎮痛解熱剤を使用します。