睡眠中に気道がふさがり呼吸が何度も止まってしまう病気です。熟睡できず全身に様々な不調を引き起こします。
特に重症睡眠時無呼吸の場合は高血圧、脳卒中、心筋梗塞などのリスクは5倍にもなります。
しかし睡眠中、ご自身では気づきにくいのがこの病気の特徴です。ご家族やパートナーなどから睡眠中の無呼吸やいびきを指摘されたり、また昼間の眠気が強い、熟睡感がない、集中力や記憶力の低下、起床時の頭痛や頭重感を認める場合はお早目に受診されることをおすすめいたします。
まず簡単な問診をさせていただき、無呼吸症候群が疑われる場合には治療方法を決定するための検査を行っていきます。
また、当院では患者様のご自宅でも行える簡易的な検査も行っております。
治療法は無呼吸症候群の原因となる疾患や、検査結果に応じて選択いたします。扁桃肥大がある場合は手術、鼻疾患がある場合は薬や手術を推奨いたします。
重症度の高い場合はCPAP(睡眠中に鼻マスク)を装着し、空気が一定圧で送り込まれ睡眠中にのどがふさがるのをふせぐ治療を行い、定期的に必ず受診していただきます(CPAPの機械はレンタルです)。
治療についてはCPAPをつかった療法と、軽度の場合はマウスピースなどをおすすめさせていただきます。